Surluster Brasserie

                                                
横浜山下町のブラッスリーの店舗内装。
入口に近い客席は、飲食ホールとしての機能だけではなく、様々な活動を展開していける柔軟性を担保させるため、白を象徴的に使った空間としている。 対照的に、その奥にある厨房とカウンター席のあるエリアは、舞台さながらの漆黒の空間とし、スポットライトを浴びた料理とシェフのパフォーマンスに向かい合うことができる。黒は単一の色ではなく、タイルや塗装といった異素材を織り混ぜることで、深みのある黒となる。 アンティークの扉、タイル、チークのフローリング、木毛セメント板、珪藻土など、素材同士の相性を見極め、横断的に使うことで、ホワイエと舞台のような相対する空間の共存を目指した。

用途:飲食店、イベントスペース
所在地:神奈川県横浜市 
竣工:2021年 
主要構造:鉄筋コンクリート造
撮影:鳥村鋼一